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【教育専門家】子供のスマホはいつから? 小学校・中学校・高校の学年別に掲載

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子どもに、いつからスマホを与えるべきなのでしょうか? この記事では、小学生・中学生・高校生、すべての学年の教壇に立った経験がある教育歴20年の筆者が、他サイト様と全く違う視点から、子どもにスマホを与えるべき年齢をお伝えします。

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小学生・中学生・高校生 スマホの所有率は?

子どもにモノや何かの機会を与えるうえで気になるのが、同世代の所有率・参加率です。しかし、お子さんの将来の成長を考えれば、本来は差別化、つまり大半の子どもが持っているなら与えない、あるいはもっと早く与えるといった工夫が必要です。

現在、若者の就職率は、多少改善したとはいえ、成長期・バブル期と比べれば見る影もなく、厳しい労働環境や低待遇で苦しんでいる若者が多くいます。その意味でも、いつスマホを与えるのかは、ほかのお子さんとの関係ではなく、あくまで自分の子のために、ほかと切り離して考えるべきです。

平成28年 平成27年 平成26年
小学生 27% 24% 17%
中学生 52% 46% 42%
高校生 95% 94% 91%

一方で、子どもにとって大切なのは、人間関係。その面では、お友達はどのくらい持っているのかは、無視できない要素でもあります。

小学生

小学生のスマホ所持率は、現在27%。持っていなくても、友達づきあいに影響はありません。そのため、小学生の場合は、以下を基準に、親が与えるか与えないかを決めると良いでしょう。

子どもの安全管理(居場所把握、連絡)のために必要かどうか。

注意したいのは、親が居場所把握、連絡のためにスマホを与えても、子はゲーム、動画、知らない人とのやり取りに使ってしまうこと。できれば子ども向けの、制限・管理機能がついたスマホがおすすめです(次の記事をご覧ください)。

なお、子どもが騒ぐ、ひまを持て余すのでという理由であれば、必要以上にのめりこむ可能性があるスマホよりも、小型のテレビを与えたり、小型タブレットで漫画や絵本を見せるのがおすすめです。小型タブレットは、機種のみを購入し、自宅のWi-Fi環境で漫画や絵本をダウンロードすると良いでしょう。教育タブレットも候補になります。

中学生

中学生のスマホ所持率は、52%。友達が持っているからほしいと子どもは思いますし、仲間はずれやいじめが起きやすい年頃ですので、このデータは気になります。

しかし、52%という数値はあくまで平均値。当然、中1の所持率は少なく、塾通いも増える中3の所持率は高くなります。また、地方よりも都市圏の方が、所持率は高くなります。もしお子さんが、「友達もみな持っている」と申し出た場合、都市圏の中3なら事実ですが、地方の中1なら多少大げさに話している可能性があります。

また見逃せないのは男女差です。仮に、お子さんの通う学校のクラスで、男子・女子のスマホ所持率がほぼ同じだったとしても、女子にとってはより切実な問題となります。なぜなら、女子中学生は、誰かがスマホを持っておらず、LINEに参加できなかったり、ユーチューバーの話題についてゆけないとき、その子を小馬鹿にしてしまったり、仲間外れにしてしまったりといったトラブルが起きやすいからです。

一方、男子は心配が要りません。筆者が塾講師だった頃、中学校のクラスでわずか数名、スマホを持っていない男子がいましたが、仲間外れになることもないし、話題に困ることもないとのことでした。男子の場合は、友人関係は、スマホを持っているかではなく、普段のコミュニケーション力で決まってくる傾向です。

このように、中学生の場合は、学年・お住まいの地域・中学校の校風、そして男女差に十分注意しながら、スマホの所持率を考えます。そして、もし与える場合は、絶対にゲームや動画視聴に制限をかけられるスマホを与えてください。小学生ほど親の言うことを聞かず、高校生ほど視野が広がっていない中学生は、ゲーム制作会社の恰好のターゲットです。子どもの人生の分岐点は確かに大学(短大・専門学校)受験ですが、進学する高校によって、おおかたの行き先は決まります。そのため、高校受験を控えた中学生活は、非常に大切な時期です。スマホ選びで、子どもの人生を壊すわけにはいきません。

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小学生 学年別のスマホの与え方

小学校1・2年生(低学年)

小学校1・2年生は、居場所管理や連絡のためにスマホを与えることを検討したい年代です。前述のように、外出先で退屈するのど子守り代わりにという場合は、小型のテレビ、小型タブレット、教育タブレットのほうが、子どものためにはなります。

スマホを与える場合、お子さんが機器類の操作が苦手なタイプであれば、キッズ携帯がおすすめです。キッズ携帯は、電話の通話が可能なほか、メッセージも送受信できます。メッセージは、定型文のみの機種と、自由文が作成できる機種があります。ドコモとソフトバンクは、ぼんぼり型(ぼんぼりのような防犯ブザースイッチが特色)、auはなくしたり、忘れたりしにくい腕時計型ですが、子どもが負担に思わないか、実際につけてみる必要があります。

近年増えてきた、機器類の操作が得意なタイプであれば、スマホでも構いません。小学校3年生以降も、引き続き使用できるメリットがあります。小学校1・2年生は、ゲームや動画視聴など、親の管理が行き届きやすいため、管理・制限機能よりは、シンプルな操作性で選ぶと良いでしょう。子ども向け画面があるTONEモバイル、子ども専用機auミライエ、ソフトバンクのシンプルスマホ、ドコモのらくらくスマートフォン4が良いでしょう。ただし、小3以降も使い続ける場合は、管理・制限機能を備えたスマホがベターです。ご紹介した4機種は、次の記事に詳しく紹介しています。

小学校3・4年生(中学年)

小学校3・4年生は、親の感覚では、スマホはまだ早くキッズ携帯と考えがちですが、いまの子どもたちは、想像以上に機械類の操作に慣れています。キッズ携帯か子ども向けスマホかの判断は難しいところですが、ポイントは好奇心や学力を引き上げたいかです。

子どもの好奇心や学力を引き上げたいかどうか。

キッズ携帯は、通話・メッセージのやり取り、居場所の把握という最低限の機能を果たします。しかし、カメラが子どもの好奇心を刺激し、親子の会話を生む、検索で勉強した内容を深めるという要素はありません。逆に言えば、自宅に子どもも使えるPCがあり、親のカメラを貸し出せるような状況であれば、キッズ携帯でも良いでしょう。

通話・メッセージのやり取り、居場所の把握、そしてカメラや検索機能のすべてを盛り込んだスマホは、もちろん利便性が高くなります。しかし、小学校3・4年生はゲームや動画の面白さに気づき、際限なく時間を使ってしまうリスクがあります。一般的なスマホよりは、子ども向けスマホの方が良いでしょう。

  • キッズ携帯のみ … 子どもを伸ばす環境としては不十分。
  • キッズ携帯+自宅のパソコン+カメラ … 子どもを伸ばす環境にある。
  • 子ども向けスマホ … ゲームや動画を適切に制限すれば、子どもを伸ばす環境を作ることができる。
  • 一般的なスマホ … 子どもに役立つものにも、そうでないものにも、平等にアクセスできる。

ひとつ、気をつけたいのが男女差です。小学校3・4年生の場合、男子は、操作を覚えれば勝手にゲームや動画に時間を費やしてブレーキが効かなくなることがあるので、管理・制限機能のある「子供向けスマホ」がおすすめです。一方、小学校3・4年生の女子は、親との約束をよく守る子もいますので、一般的なスマホも選択肢でしょう。しかし、高学年や中学生になっても使い続ける場合は、その限りではありません。

子ども向けスマホ、一般的なスマホは、以下の記事が便利です。キッズ携帯については、少し上にリンクが3つあります。

カメラの教育上の効果や親子関係への好影響、選び方は次の記事にあります。

中学生 学年別のスマホの与え方

中学生のスマホ普及率は52%。小学生のときにはスマホを与えていなかった家庭でも、そろそろ検討せざるを得ない時期です。しかし、お子さんのみな持っているという言葉をうのみにする必要がないのは上述の通り。中学校1年生の所持率はまだ低く、地方でも所持率は低い傾向です。

中学生にスマホを与えるうえで気にすべきことは、たった1つ。ゲーム・動画・LINEなどを、管理・制限する機能の充実です。小学生のうちは、特に女子はまだ親の監督下にあります。しかし、中学生の場合、男子はとっくに自分の城や居場所を持ち始めますし、女子も親よりは友人に、生活の中心をシフトしてゆきます。このとき、もしゲーム・動画・LINEなどを自由にやらせてしまえば、学力の低下は火を見るよりも明らか。高校受験の失敗は、その後の進学や就職に強い影響を与える、人生の分岐点です。

ゲーム・動画・LINEなどをしっかりと管理・制限できるスマホは、以下の記事をご覧ください。

学年別の考え方

  • 中学校1年生 … 特に地方では普及率はまだ低め。級友の所持率などを正確につかむことが必要。ただし、勉強や調べものに使ったり、カメラがきっかけに知識が広がることもあるので、一概に否定はできない。安全が心配な女子の場合、居場所把握機能は便利。
  • 中学校2年生 … 進級をきっかけにスマホを与える家庭が多い。勉強面では基礎となる学年であり、勉強時間を確保するために、ゲーム・動画・LINEなどをしっかりと管理・制限できるスマホを選びたい。
  • 中学生3年生 … スマホの普及率はかなり上がる。受験学年であり、中高一貫校でも中だるみや英語の成績低下が起きやすい時期。勉強道具としてスマホは有効だが、ゲーム・動画・LINEなどをしっかりと管理・制限できるスマホを選びたい。

高校生 学年別のスマホの与え方

高校生のスマホ普及率は95%。中学校まではスマホを与えなかった多くの家庭でも、高校受験の合格や進学をきっかけにスマホを与えています。大学(短大・専門学校)受験につながる大切な3年間ですので、ゲーム・動画・LINEなどをしっかりと管理・制限できるスマホが基本です。

  • 高校1年生 … 中学生の延長の学年であり、女子や大人しい男子など素直なお子さんは、まだ親の考え方に従う傾向があります。そのため、管理・制限機能があるスマホを与えても、違和感はありません。
  • 高校2年生 … 中学生の延長戦が終わり、どの子も親から自立してゆきます。管理・制限機能があるスマホを嫌がる可能性もありますが、高校生の段階では、ゲーム・動画・LINEなどの自律はまだ困難。大学生になっても使えるような、管理・制限機能があるスマホが向いています。
  • 高校3年生 … 受験学年です。一般受験の高校生は、調べものの機会が増えるため、スマホは必須。推薦・AO入試を受ける生徒は、小論文を課されることが多いので、スマホを持っていると便利です。一般受験で難関大を目指すような目的意識の高い高校生なら、管理・制限機能のない大人用のスマホでも十分です。しかし、大半の高校生は、まだ親の管理や制限を必要とします。

中学生・高校生のスマホ おすすめ機種ランキング[保護者向け記事]

以上、【教育専門家】子供のスマホはいつから? 小学校・中学校・高校の学年別に掲載でした。

 

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