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子供のキッズスマホ(ジュニアスマホ)の問題点は学力低下といじめ~対策はたったひとつ~

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キッズスマホ(ジュニアスマホ)を与えられた子供が一番時間を使ってしまうのが、ゲーム、LINE、動画閲覧です。勉強時間が減ることで学力低下の問題を引き起こすとされています。一方で、親しみやすい学習(教育、知育)アプリで学力がつくと期待されている方もいらっしゃるかもしれません。まずはその現状について調べてみました。

子供のキッズスマホ(ジュニアスマホ)の問題点は学力低下といじめ~対策はたったひとつ~

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キッズスマホ(ジュニアスマホ)用学習アプリの実力はどのくらい?

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アプリとは、そのつどインターネットにアクセスしなくてもワンボタンで起動できるキッズスマホ(ジュニアスマホ)用ソフトのことです。どんなゲームも理屈の上ではインターネットで遊ぶことができるのですが、そのつどログインしなければならず操作性もスムーズにはいかないことから、ゲームはアプリで提供されています。同様に学習サイトもアプリ形式が目立ちます。

バランスのよいキッズスマホ(ジュニアスマホ)作りにこだわるドコモは、dメニューという独自のアプリ集積サイトを作っています。そのなかに子ども向けコーナーを作り教育に力を入れています。その学習アプリは、現状で小学校高学年の使用に耐えるのは漢字、算数、英単語帳くらい、中学生には5科と芸術科目が用意されていますが、教科書別ではなく中2までしかないなど非常に手薄な印象です。力を入れているドコモがこの程度ですのでほかは推して知るべしです。

詳細→ ドコモスマートフォンfor ジュニア2 SH-03Fの評判と口コミ

もちろん今後小中学生への普及が進むにつれ学習アプリも増えてくると予想されます。しかし一足先にスマホが当たり前になっている高校生を見ても目立つのはリクルートの「受験サプリ」くらいで、ほとんどの出版社は現在でも紙媒体に力を入れています。今後10年くらいでスマホに比重が移っていくと予想していますが、中学生小学生はさらに遅れるはずで、現状では学習アプリの充実はまだ先の話です。

検討の余地あり 日能研の中学受験アプリ

中学受験用ですので対象者が限られますが、日能研が制作している算数や理科のアプリは検討の余地があります。中学受験の問題は大人でも解けないものも多く、教科に精通している人でないと制作できないからです。詳細は未確認ですが、プレスリリースへのリンクを張っておきます。

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キッズスマホのコンテンツにない「絵本」の可能性

今後キッズスマホに比較的移植が容易な絵本は、アプリなどの形で徐々に充実していくはずです。しかし、現在までに蓄積された絵本の質や量には相当なものがあることを忘れてはなりません。


出典:楽天(画像はクリックできます)

バーバパパはフランスの絵本です。Barbe a Papaとはフランスで一般的に売られているピンクの綿菓子の呼び名です。

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出典:http://yaplog.jp/e_1013_j_0405/archive/1102

綿菓子から発想された「バーバパパ」ですが、スタート時は独身でした。「バーバパパたびにでる」の巻で奥さんを探しに旅立つのですが、ロンドン、インド、ニューヨーク、宇宙まで探し回っても見つかりません。疲れ果てて自宅に戻ると庭の土からバーバママが生まれます。

土から生まれるというと驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、人間は海から生まれましたし、母なる大地という概念もあります。子どもは言葉や概念を詰め込まれていない分、真理をついた発想なら飛躍があっても直感的に食いつくことが多く、それが子どもの言葉には還元できない想像力を育てていきます。絵本も文学的な裏付けがなされており、子ども好き程度の資格で制作されたゲームなどとは一線を画します。

家族を持ち、家を建てたバーバパパは世界を知るためにいろいろなところへ出かけます。

・バーバパパのさんごしょうたんけん
・バーバパパのパンダさがし
・バーバパパのアフリカいき
・バーバパパのしんじゅとり
・バーバパパかせいへいく

全体的に先進国らしく環境や新しい人類のあり方に目を向けた作品が目立ちます。「バーバパパのはこぶね」という環境破壊で地球に住めなくなった動物を宇宙へ運ぶ話もあります。

このようにバーバパパひとつとっても、その由来からして深い造詣が感じられるだけでなく、一作一作が深く丁寧に作られています。いくらアプリのクリエイターに能力があると言っても、一朝一夕にこういった深い作品を作れるということは絶対にありません。安易に絵本代わりにアプリを与えてよいかということはよくよく考える必要があります。

従来から蓄積されている絵本を読む時間を確保した上で、それを発展させるために子供にサブの道具としてキッズスマホを使わせるというのが現状ではベストの選択肢だと考えます。

 

キッズスマホのコンテンツにはない「まんが」の可能性

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子ども向けに学力がつくような絵本、書籍、まんがというと上のような学習まんががまずイメージされるかもしれません(集英社学習漫画「世界の伝記」)。

写真 (6)

関が原の戦いの趨勢を決めた小早川軍が徳川勢につくページです。このシーンがなかったら日本の歴史は変わっていたかもしれません。戦国時代の日本の歴史は、織田信長→豊臣秀吉→徳川家康と覇権が移っていきますが、中小企業でもこの力学が働くことがあります。

創業者はワンマンの織田信長のような人物。そして創業者が選ぶのが自分の意向が通りやすい子息や側近(豊臣秀吉タイプ)。しかし、経営者の顔色ばかり見ていた人物では経営が立ち行かなくなることがあります。満を持して登場するのが、ワンマンでも風見鶏でもないバランス型の徳川家康タイプだということです。

最近の事例なら大塚家具です。

・織田信長 … 創業者である会長(久美子社長の父親)
・豊臣秀吉 … 会長派の側近や店長
・徳川家康 … 大塚久美子社長

もし日本史を知っていれば、大塚家具のお家騒動の結末は簡単に予想できていました。学校で習った知識は社会に出たら使わないという人もいますが、それはごく一部の人の主張。個性が強く学校など既定の路線では大成できず、生きるに困ってもうこれしかないと背水の陣で取り組んで成功したのが成功者の習いですので、彼らはおおむね学校教育に否定的です。しかし多くの子どもはそのような道を歩むわけではありません。学校で習った知識がいつか花開くということは珍しくありません。

一定の歴史があり侮れないのが「まんが」という媒体。まんがを読む機会も確保し、興味を持った内容を調べたり映像を確認したりするために子供にサブの道具としてキッズスマホを使わせるというのが現状ではベストの選択肢だと考えます。

 

キッズスマホのコンテンツにはない「書籍」の可能性

出典:アマゾン(画像はクリックできます)

学習に貢献する書籍は、学習まんが以外にもかなり種類があます。写真は「右と左の不思議が分かる絵辞典」(富永 裕久) です。小学校高学年や中学生向けですが、なかなか面白い切り口です。以下の画像はこの書籍からの出典です。

写真 (9)

世界各国で「左」「右」のイメージはかなり異なるという説明です。文化の違いへの興味を喚起します。

写真 (10)

飛行機は必ず左側に搭乗口がありますが、これは客船の「左舷接岸」という国際ルールからきていることが分かります。

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非対称的なポーズは知的に見えるそうです。。挿絵の右側の人物はどうしてもヒトラーに見えますが、こういうときに保護者が助け舟を出してスマホでヒトラーを調べさせるのがキッズスマホ(ジュニアスマホ)活用のコツです。この辺がうまく回ればスマホを持っていない子に差をつけることも可能です。

写真 (5)

海外とは違い日本の陶器は非対称が基本だということです。何か深い狙いがあるのでしょう。もし子どもが興味を示したら、キッズスマホ(ジュニアスマホ)を使用させ「陶器」を画像検索させます。実際にやってみていただくと分かりますが、かなりよい見本となる陶器がでてきます。グーグルやヤフーの画像検索システムは似た画像を自動排除して、質の高い画像を表示するようなプログラムになっているのです。

もし子どもが実際に見てみたい作ってみたいと言い出したらしめたもので、日帰りで陶器を見せにいくといいと思います。

写真 (12)

学校のグラウンドは原則左回り(反時計回り)で構成されているとのこと。一説によると心臓が左側のため、そのほうが安心感があるとも言われます。大学でマーケティングを学ぶと、セブンイレブンは原則として(まず雑誌をちらりと見るとすると)左回りに回るように設計されていると習います。このときにグランドの回り方を学んだり、観察した経験が生きてきます。

 

キッズスマホ(ジュニアスマホ)の問題点とたった一つの対策

・キッズスマホ(ジュニアスマホ)は、書籍文化で育った多くの大人が自然にそうしているようにサブの道具として使えば問題がありません。しかし早い段階でスマホに触れる子供たちにこの感覚は身につきません。キッズスマホがメインの道具になった時点で、学力低下やいじめなどの問題を引き起こします。

・子どもの日常生活においてスマホがメインの道具になると、ゲーム、LINE、動画などに多くの時間をとられ学力低下の問題が起きます。

・コミュニケーションにおいてスマホがメインの道具になると、経験値のない子供はいじめなど大きなトラブルを引き起こします。

⇒ キッズスマホ(ジュニアスマホ)は、テレビ、書籍、まんがなどでわからなかったことを調べるサブの道具。会って話したり電話で話したりするまでもない、ちょっとした連絡をするサブの道具。この価値観を子どもに粘り強く理解させることが肝心です。少し比喩的に言うと、スマホに使われる生活でなくスマホを使う生活を身につけさせることが大切です。

⇒ 文化的に蓄積された高品質なコンテンツ(書籍、まんが、絵本)を排除したり、接する時間を侵食しないように注意します。

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