学力・教育・塾

スマホの子ども、若者への影響~信州大が禁止令~

更新日:

スマホは毒以外の何物でもなく、続けるならば大学生としての資格はないと信州大学長が入学式であいさつ。奈良県立医大の学長が入学式で反論するなど、物議を醸しています。

スマホの子ども、若者への影響~信州大が禁止令~

広告

信州大がスマホは毒と断言~有識者が警告した通りの反応も~

スマホは完全な毒であるとして、すぐに手放すのか大学生を止めるのかの二者択一を信州大学学長が入学者に問いました。

この発言は一見過激なものです。極論ではないかという反論が目立ちます。しかしそのようなコメントをした人たちのうち何割が信州大学長のスピーチの全文を読んでいるでしょうか?

折しも東大の教養学部長が学内の式典で、過去に話題になった東大総長のあいさつ「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」が事実ではなかったことを指摘しました。東大総長はあいさつにおいて、あくまで哲学者の言葉としてこれを紹介しただけであり、その言葉自体も正確には引用されていなかったということです。

多くの人がマスコミの報道をうのみにし、東大総長が「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」と述べたと思い込み、それについて論評しました。原典となった哲学者JSミルの文献に当たることは困難だとしても、せめて総長あいさつの全文を読んでいれば総長の言葉だと誤解することはなかったのでしょう。

今回の信州大学学長のスマホ発言も切り取られた一部分だけが独り歩きしていいます。

広告

信州大学学長のスマホ全否定発言とは

a0002_011955

信州大学学長の「スマホは毒発言」の根幹は以下の通りです。

スマホ依存症は知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません。スマホの見慣れた世界にいると、脳の取り込み情報は低下し、時間が速く過ぎ去ってしまいます。スマホやめますか、それとも信大生やめますか。

これだけを取り上げると確かに極論ではあります。しかし、信州大学学長の真意を読み取るためにはあいさつの全体の流れを読むことが必要です。

・今後の日本の活躍のためには科学、技術、文化のいずれの分野でも独創性や個性が不可欠である。

・新入生は高校時代に個性を発掘するために「自分探し」という誤った試みをしてこなかったか?

・個性はまず独我論的な思考でなく、現実の問題や課題に対して考え実践することから生まれる。自分で考えた結果は各自異なるからである。

・信州大学生は独創的であるという評価を受けることがある。これは信州の都会の喧騒を離れた自然やモノやサービスが溢れていないことによるゆとりが生んだ産物である。

・現在信州にもスマホが入り込み、ゆとりある価値ある時間が浸食されている。

・スマホ依存症は知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません。スマホやめますか、それとも信大生やめますか。

このような流れになっています。最後のまとめはやや過激な言い方ではありましたが、信州大生が個性や独創性を発揮し今後の日本社会に貢献していくためにはスマホのスイッチを切る時間が重要だということです。

ネット上では、学長がスマホを全否定し解約することを迫ったかのように受け取られかねないですが、全文を読めば今後の日本を担う学生にとっては当たり前のことを述べただけと理解することができます。

「沈みゆく船」で遊ぶ子どもや学生たち

ご承知のように一時期経済的に世界のトップにたった日本は現在では見る影もなく衰退し、まさに沈みゆく船のようです。

東京理科大学の塚本 修特命教授(元 経済産業省 地域経済産業審議官)は、日本は以下のような分野でわが国が国際的な競争力を持たなければ生き残ることができないと述べています。

新興国インフラ開拓(発電・送電網、水ビジネス、鉄道等)
次世代エネルギーソリューション(スマートグリッドや次世代自動車、LED、有機EL等)
社会課題解決サービス(医療・医療機器・医薬品、介護等の「健康関連」、「子育て関連」等)
感性・文化産業大国=地域の感性・文化を新興国市場につなげる(コンテンツ、ファッション、デザイン、観光・医療ツーリズム、農業・食料品等)
先端分野(宇宙・航空機、ロボット、ナノテク等)
出典:http://sangakukan.jp/

もし沈みゆく船が現実にあるとしたら、船員たちは何とかそれを回避しようと必死になって修理をしているはずです。一方日本の子どもたちや学生にはそのような危機感は見られません。

新興国インフラ開拓や次世代エネルギーソリューションなどに携わるためには大学の工学部に行くために、物理や数学の勉強をしなければなりません。感性・文化産業大国に貢献したいなら、たくさんの本を読まなければなりません。

しかし、多くの子どもや学生たちは日常の余裕時間の大半をLINEやゲームに費やしているのが実情です。

スマホはサブコンテンツということを徹底する

子供用のキッズスマホに限らず、スマホは辞書機能、検索機能などを駆使すれば、多くの物事を瞬時に調べることができる画期的な機械です。

この記事で引用した信州大学部長のあいさつの全文、東大の教養学部長のあいさつの全文、東京理科大特命教授の見識などはスマホがなければ目にすることができないものでした。話題となった信州大学部長のあいさつの全文はもしかしたら掲載する雑誌や新聞社があったかもしれませんが、ほかはスマホがない限り目にすることはできなかったものです。

このようにスマホの検索結果は、何かを考えるうえでのサブコンテンツとして扱えば非常に有用です。雑誌や書籍、テレビ、あるいは日常の会話がメインコンテンツです。それを瞬時に深めていく動画スマホなのです。

子どもや学生にもスマホをサブとして使う習慣を教えることが必要なのです。

関連記事

スマホ18の約束の日本版~子供にキッズスマホ(ジュニアスマホ)を与えたときに~

d39da9209cb2068f2a09a543d68fbfe0_s

学力優先で選ぶ  おすすめの子供のキッズスマホ(ジュニアスマホ)ランキング

a0002_011013

学力低下にNO!子供のキッズスマホ(ジュニアスマホ)の外せない5つのルール

e4d2790a843e07e33d53100604956527_s

子供のキッズスマホ(ジュニアスマホ)の学習アプリは本や塾の代わりになるか

03202130

スマホゲームが子どもの将来に暗い影を落とすたった2つの理由

29ee540f2784004251d9c6a5e71b50d7_m

子供のキッズスマホ(ジュニアスマホ)にライン(LINE)は本当に必要か

194ee8857f5bf910863f1519a357aa08_m

広告


-学力・教育・塾

Copyright© 子ども向けスマホ.jp(キッズスマホで安全・学力を守る) , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.