A デザインや電波の良さならHamic(ハミック)ね。トーンモバイルは、アプリごとの時間制限や、保護者が1つのアプリで全ての管理ができることがメリットね。
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筆者は、Hamicは2機種、トーンモバイルは3機種を利用した経験があり、現在もHamicミエルス、トーンモバイルe21を使用しています。
Hamic(ハミック)には、HamicPOCKET(ポケット)と、新機種のHamic MIELS(ミエルス)があります。ポケットは、珍しい超小型のスマホで、デザインの良さも魅力ですが、ボタンが小さいため検索が難しく、小2までが適年齢です。
トーンモバイルは、中学生程度までを想定しているため、比べるなら、新機種のHamic MIELS(ミエルス)が対象となります。
- 小2まで …HamicPOCKET(ポケット)で決まり。
- 小3以上 …トーンモバイルと、Hamic MIELS(ミエルス)を比較。
子ども向けのスマホに欠かせないのは、居場所確認、3つの制限機能(①利用時間制限、②ゲーム等のアプリ制限、③危険なサイト制限)、LINEを介さないメッセージ機能です。トーンモバイルは、この5つの機能が、1つのアプリ(TONE見守り)でできることが特徴です。
その真価を発揮するのが、居場所確認とメッセージ機能の同時使用。トーンモバイルでは、上のように、1画面で行うことができます。
Hamic MIELS(ミエルス)では、メッセージは自社製のはみっくアプリ、居場所確認などはGoogle製のファミリーリンクとなり、一見面倒に見え、トーンモバイルの方が良いように感じます。
しかし、トーンモバイルの弱点は、電波が弱いことです。画像つきのサイトまでは高速チケットなしに閲覧できるように調整されていますが、夕方などの混雑時間帯では、画像の読み出しが遅れ、カクカクとしてしまいストレスになることがあります。
確かに、子ども用のスマホは、少し操作性が悪いくらいが、スマホに没頭してしまうことを防ぐとも言えるのですが、それを考慮しても、操作性の悪さは目につきます。また、スマホ自体のスペックが代々決して良いとは言えないことも、操作性の物足りなさにつながります。
また、トーンモバイルは、カラーがホワイトしかない点もデメリットです。カラー展開を行わないことでコストを下げている面は評価でき、大人の目から見れば飽きない色なのですが、ハミックがカラフルな子ども用スマホを発売した現在、やや物足りなさを感じます。
子どもが使用するものとはいえ、ある程度気に入らないと、肌身離さず身につけてはくれませんので、デザインには工夫がほしいところです。
ハミックは、デザイン面に力が入っており、もらった子どもが開けてうれしいのは、ハミックだと思います。
メッセージは自社製のはみっくアプリ、居場所確認などはGoogle製のファミリーリンクと分かれるのは一見不便に見えますが、ファミリーリンクはさすがGoogleと言える操作性の良さで、居場所確認、3つの制限機能(①利用時間制限、②ゲーム等のアプリ制限、③危険なサイト制限)が、マニュアルなし、感覚的に設定、操作できます。
トーンモバイルは自社開発にこだわったことで、例えば、ポケモンGOは1日1時間以内、YouTubeは親の目が届く19時~20時だけ、のような凝った設定も可能なのですが、操作性は、ファミリーリンクの方がシンプルだと言えます。
このように、ハミックが、2023年4月に、小3から中1までの使用が視野に入る、Hamic MIELS(ミエルス)を発売したことで、ハミックが優勢に見えます。
しかし、実はハミックには、電話番号を持つことができない点という大きな欠点があります。電話番号を持たないため、塾など、保護者や家族以外に電話発信できないこととなります。また、デザイン上、中2以上に持たせるのは無理があると言えます。
ただし、対処法はあり、もし自宅に固定電話があり、その電話番号を、家族がLINEの開通に使用していないなら、LINEがインストールできます。LINEは、LINE OUTという、通常の電話機能も持っており、塾などへの電話も可能です。
- 自宅にLINE開通に使用していない固定電話があり、中1頃までの使用を考えている。 …Hamic MIELS(ミエルス)
- 自宅にLINE開通に使用していない固定電話がない。 …トーンモバイルとOPPO(イオンモバイル契約)の比較がおすすめ
- 中2以降までの利用を予定している。…トーンモバイルとOPPO(イオンモバイル契約)の比較がおすすめ
OPPOについては、下のページ(厳選4つ)で扱っています。
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