トーンモバイルの速度測定結果~乗降客日本一の駅と新幹線車内~

広告
広告

【大人一般向け記事】月1000円から利用でき、ネット通信は中速無制限の格安スマホがトーンモバイルです。しかし心配なのは、中速の通信速度。この記事では、世界一となる1日347万人が利用する新宿駅と新幹線車内で、トーンモバイルの速度を計測しました。

※トーンモバイルは、キタムラ、一部のTSUTAYA店舗でも発売されていますが、通販がメインです。

結論 トーンモバイルの速度(新宿駅)

1日347万人が利用し、世界一混雑する、新宿駅構内のルミネ1で計測したトーンモバイルの速度です。下り0.5Mbpsが出ていれば、画像つきサイトはほぼスムーズに閲覧できます。

  • 新宿駅では、朝の7時台と夕方にサイトが重くなりますが、その他の時間帯は比較的順調でした。
時間 下りMbps 上りMbps 使用感 高速下りMbps 使用感 動画 参考
7時 1.78 17.69 7.55
7時半 0.49 2.13
8時 2.53 24.16 5.39
8時半 6.22 13.28
9時 12.55 21.68 10.62
10時 17.21 11.58 20.66
11時 14.83 19.07 7.11
12時 0.41 23.9 3.99
12時半 0.66 20.84
13時 2.94 19.07 12.26
14時 14.52 11.64 7.16
15時 10.59 9.28 8.94
16時 0.1 23.79 0.68 × 池袋1.17
17時 0.18 11.19 5.24 渋谷0.18
18時 0.21 17.13 1.48
19時 1.13 17.35 3.58

※JR新宿駅南口付近での調査。念のため14~16時は繁華街の中心、新宿3丁目で調査。また、夕方に池袋駅構内、渋谷駅ヒカリエ内でも参考調査。

全国の状況をかんたんにまとめると……

  • 大都市 … 朝夕に混み、昼間は混まないという、分かりやすい傾向。
  • 都市圏の郊外の町や住宅地 … おおむね大都市よりは混まないが、基地局が少なく、意外な時間帯(学生や買い物の主婦が動く夕方など)に混むことがある。
  • 地方 … 1日中すいておりトーンモバイルでも、驚くほど高速化することがある。

都市圏でトーンモバイルを利用するときに知っておきたいこと

トーンモバイルは、中速(=0・5~0.6Mbpsが努力目標)が無制限です。そのため動画はもともと想定しておらず、Wi-Fi環境や格安の高速チケット(1GB=300円)を使用します。トーンモバイルを都市圏で使用する場合、鉄道沿線の朝夕を除き、動画以外ならスムーズに利用できるタイミングが多いです。

表から分かるように、ラッシュの7時半から8時半は、中速の0.5Mbpsを下回り、使いにくい時間帯があります。具体的に言うと、写真つきのサイトで写真の読み込みが遅れることがあるという使用感です。また、スマホを手放さない学生が多く通過する夕方にも、使いにくい時間帯があります。

高速チケットは他社の3分の1以下

トーンモバイルの高速チケットは、1GB300円で、相場の1000円に比べ極端に安く設定されています。そのため都市圏の朝夕に快適に使用したい場合、月に1枚か2枚の高速チケットを想定しておいた方がストレスになりません。

仮に2枚の高速チケットを購入しても、月額料金は1600円からで済みます。LINE開設に必要なSMSをつけ、IP電話の10分以内かけ放題をつけても2200円で済みます。

都市圏の郊外の町や住宅地でトーンモバイルを利用するときに知っておきたいこと

上の調査は世界一乗降客数が多い新宿駅でのものです。新宿駅で、朝夕を除きスムーズにサイト(動画以外)を閲覧できたことから、私鉄沿線など都市圏の郊外の町や住宅地では非常にスムーズだと予想されるかと思います。

それは、おおむね正しいですが、例外もあります。

  • 新宿駅など大きな駅の周辺は基地局を限界まで設置してあり、混雑時以外は余力があり、驚くほど通信はスムーズ。
  • 郊外の町や住宅地は、基地局が適正数に絞られており、たまたまユーザーが多い時は、案外重くなることがある。

トーンモバイルが安いのは、ドコモの電波の余裕部分を安く買い取っているからです。そのため基地局の多い新宿のようなターミナルでは、混むときは混むが空くときはかなり空く傾向があります。

一方、基地局の数が少ない郊外の町や住宅地では、混雑時間帯が読めない傾向にあります(例えば住宅地では、夜間には混雑するイメージですが、案外空いていることがあります。これは自宅Wi-Fiの普及とも関係ありそうです)。

おおむね次のように理解できます。

  • 大都市 … 朝夕に混み、昼間は混まないという、分かりやすい傾向。
  • 都市圏の郊外の町や住宅地 … おおむね大都市よりは混まないが、基地局が少なく、意外な時間帯(学生や買い物の主婦が動く夕方など)に混むことがある。
  • 地方 … 1日中すいておりトーンモバイルでも、驚くほど高速化することがある。

関連記事:【最強の口コミ・評判】トーンモバイルを購入し、iPhoneと比較してみた

トーンモバイルの速度(新幹線 東京から三島駅間)

時間 下りMbps 使用感
東京駅 4
駅間 3.8
新横浜駅 2.2
駅間 2.6
小田原駅 3.8
熱海駅 3.5
三島駅 3.4

トーンモバイルの通信速度を、東海道新幹線の東京駅から三島駅の間で計測したものです(午後13時~14時)。トーンモバイルの中速無制限は、そもそも動画閲覧は対象外です(格安の高速チケットを購入)。

画像つきサイトなら、東京駅から三島駅の全ての駅と駅間でスムーズに閲覧できます。また、高速移動に影響を受けないことも分かります。とくに、神奈川県西部や静岡県では、3Mbpsを超える速度を計測しました。

※このほか、新潟県、山梨県、茨城県、栃木県、長野県でもテスト済みです。

地方では非常にコスパが良い

一般にスマートフォンは、高画質の動画、3D画像や瞬時のレスポンスを含む高度なゲーム以外は、3Mbpsで必要十分だと言われています。

トーンモバイルは、1000円からの月額料金で中速無制限となります(実際にはLINE開設に必要なSMSオプションとIP電話5分以内かけ放題をつけ1600円で契約する人が多い)地方でトーンモバイルを持つ場合、お得感は高いと言えます。ただし、基地局自体が少ないため、例えば、高校生の多い電車に乗り合わせた場合、ホテルでドコモユーザーが多い団体さんとぶつかった場合など、突発的に速度低下することは念頭に置いておいてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました