【高校生スマホ】利用制限ができる、安いおすすめの機種3つ!(教育専門家)

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うちの子はもう高校生だから、スマホは与えるしかないけど、1日何時間ゲームや動画に費やすのか、利用時間が心配。大学受験も控えているのに……。費用も安く済ませたい。

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元予備校講師が、勉強と両立できるスマホ選びをわかりやすく説明します。

管理者(加藤)は、小中高全学年の授業経験を持つ、教育業界20年の国家資格キャリアコンサルタント。2014年のサイト創設以来、スマホ販売員とは一線を画し、学力と安全を守るスマホ選びを一貫して提唱しています。
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大学受験指導を専門とし、情報機器にも詳しい筆者が、高校生に与えるなら、次に挙げる3機種です(順不同)。

※月のデータ容量は、勉強との両立ができている高校生の目安となる、4GBで計算しました。

制限機能 トーンモバイルe22(月2007円/24分割) … 機種代、利用料込みで月2007円(24分割)の若者専門メーカーです。ゲームやSNS、利用時間等の制限機能は全スマホでトップ。さらに通信速度に工夫し動画が使いづらく設計されており、高校生向きです。トーンモバイル

デザイン OPPO A55s 5G (月2588円/24分割) … 普及帯の価格ですが、3Dゲームも動くハイコスパ端末。若者向けでカッコいい、カワイイのがOPPOです。級友にあえてiPhoneを外す「スマホ通」を自慢できます。イオンモバイルがお得。

定評機種 AQUOS sense4(月2858円/24分割) … 通なら誰もが知る安定のスペックがシャープのAQUOS sense4シリーズです。操作性やゲームに影響が大の半導体チップは、高級品並みのSnapdragon720G。イオンモバイルがお得。全込みで月3883円(24分割)。

受験を控えた高校生にとっては、適度な制限も重要です。トーンモバイルは、トップクラスの制限機能を持っており、イオンモバイルも独自の制限機能を完成させています(画像)。

【制限機能で選ぶ】トーンモバイルは、全込み月2007円で制限機能が完璧! 高校生の成績を落とさないスマホです。

トーンモバイルは、月2007円の低料金もすごいけど、制限機能が断トツで優れてるのよね?

はい。ほとんどスマホでは、曜日別の利用時間帯の制限しかできませんが、トーンモバイルは、ゲーム、SNSなど、アプリごとに時間制限が可能です。勉強時間を考え、「夜間は、調べもの用に検索は使えるが、ゲームやLINEは使用禁止」といった、きめ細かな設定が可能です。

概要月額料金(e22)月額料金(e21)
基本プラン1100円1100円
機種代(2年間で分割)907円415円
月額合計2007円1515円
(3年目以降の月額)(1100円)(1100円)
高校生の場合は、操作性が良いe22を強く推奨します。e21で良いのは、小学生くらいまでです。

データ通信は、SNSやサイト閲覧に特化した「中速無制限」です。

実機(e21)で測定してみると、0.5Mpsという速度(ダウンロード速度)が、最低保証速度の目安になります(e22はもう少し速くなると見込まれます)。0.5Mbps(ダウンロード速度)あれば、かなり多くのことができます。

  • できること メール、LINE、LINE電話、LINEビデオ通話、Twitter、Facebook、Amazon Music、Spotify(音楽)、ラジオ配信、ウェブサイト(ニュース、Wikipediaなど)、AbemaTV、TVer(民放の見逃し配信)、dTV(ふつう画質)、YouTube(240~360pの画質)、Hulu、DAZN(ビデオ、ライブ)
  • 時間がかかる 写真の多いウェブサイト(表示に30秒かかる場合も/e22では短縮の可能性)
  • できないこと 楽天市場、Amazon、YouTube(480pの画質)、dTV(きれい画質)、dマガジン、楽天マガジン、Amazonプライムビデオ(SD画質)、WOWOWオンデマンド、ネットワークゲーム

子ども向けスマホの制限の鬼門は、実は動画です。YouTubeは、専用のアプリだけでなく、インターネットからもアクセスでき、子どもは、何時間も見続けてしまいます。そのため、トーンモバイルでは、通信速度の面から、動画閲覧に制限を設ける仕組みを取っています。

ヒント 18歳未満の場合、契約者が保護者、使用者が子どもの形になります。

※安心オプションは月500円です。もし3年後にスマホが壊れた場合、3年分の保証料18000円に端末交換手数料を足すと23000円。端末価格(19800円)とより高くなります。壊さなければ全てかけ捨てになります。心配な場合、月500円ずつ貯金箱に貯金しておくと、安心です(壊れなかった場合、3年後に18000円のおこづかいになります)。

トーンモバイルは、1都3県など9都県市が利用を推奨しています。9都県市の推奨は、審査が厳しく、ドコモなど大手キャリアですら1社も推奨は受けていません。

高校生にトーンモバイルを与える際のデメリット

高校生だと、あまり細かい制限機能は嫌がらないかしら?

はい。最近の高校生は、高1までは中学生の延長という感覚があり、親子間の連絡は密のようです。そのため、高1のあいだは、「夜間は、調べもの用に検索は使えるが、ゲームやLINEは使用禁止」といった制限をかけても構いません。ただ、高2くらいからは、お子さんの様子を見て、「23時~朝7時の時間帯制限だけ」といった調整をしてみてください。

また、トーンモバイルは、機能性に特化し、やや遊び心に欠く点がデメリットです。同級生のiPhoneとの比較するシーンが増える高校生には、OPPOを与えるのも1つの考え方です。

【デザインで選ぶ】オッポ(OPPO)は、若者向けデザインで、図抜けたお買い得度

OPPO A73(現在は後継機種のOPPO A55s 5Gとなっています)

デザインと機種のコスパで選ぶなら、断然オッポ(OPPO)ね。まだなじみがないメーカーだけど、指原莉乃さんをCMに起用し、グングン浸透してるのよ!

はい。androidといえば、Xperiaやギャラクシーが「何となく良さそう」というイメージを持つ方も多いと思います。しかし、Xperiaやギャラクシーは、どちらかと言えばハイエンド、iPhoneと競るような高機能スマホに強い特徴があります。

高校生向けのミドルレンジなら、OPPOやAQUOSがおすすめ。とくにOPPOは、スマホ通がこぞって推し、口コミ評価でも高得点を連発。若者向けに作られたスマホで、カメラや高度な3Dゲームへの対応も進んでいます。

「BCNランキング」2023年2月1日から2月28日の日次集計データによると、Androidスマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。

  • 1位 Pixel 6a(au)(Google)
  • 2位 Reno7 A(OPPO)
  • 3位 Pixel 6a(Softbank)(Google)
  • 4位 Xperia 10 IV(ソニー)
  • 5位 AQUOS wish2 SH-51C(シャープ)

とくに強調したいのは、パーソナルカスタマイズ機能と呼ばれる背景デザイン。背景デザインを変えると、ボタンのデザインも同時に変わる仕組みです。通常の壁紙は、壁紙が変わるだけですが、OPPO A55s 5Gでは、アイコンのデザイン、指紋認証アニメーション、メインカラーなど12項目を手動、または自動(壁紙と相性が良いもの)で変更できます。

これは、iPhoneにもない機能で、壁紙以外は没個性となりがちな、iPhoneに差を付けられます。

スマホ開発の専門家もiPhoneの対抗馬にOPPOを挙げています

OPPOあたりにしとけば(家族)全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。(引用元

機種代が安いにも関わらず、サクサクと動き、高校生が持って、全く不満はないはずです。現在はお買い得価格帯ならOPPO A55s 5G、少し奮発する場合は、OPPO Reno7 Aがおすすめです。

機種名機種代価格コム
性能スコア
短評
(参考)トーンモバイルe2221,780円
35万
OPPO Reno7 A39,800円3.9
39万
おすすめ 少し高いが、仮に大人でも納得の性能。
OPPO A55s 5G25,800円3.8
30万
おすすめ コスパが良い。OPPOのデザインやパーソナルカスタマイズ機能などは、10・20代向けで、クラスに数人くらいのレア感。
OPPO A77

下は、以前の機種のレポートですが、OPPOの良さが分かるはずです。

キャリア(docomo、格安など)の選び方

機種がわかってきても、今度はキャリア選びよね。ワイモバイル、UQはCMをよく見るけど、比べるのが大変!格安だと電波がつながるかも心配。

はい。格安スマホの電波がつながらない、という声は多く聞かれます。

先に結論を言うと、格安スマホなら、大手キャリアの関連会社(ワイモバイル、UQ)、イオンモバイルのドコモ回線、 OCNモバイルON(NTT系)の5強が結論です。かんたんに言えば、関連会社や資本力が大きなスマホ会社は、大手キャリアから有利な条件を引き出せているのです。

この5強のなかで、どこを選ぶかがポイントですが、容量(ギガ)の区切りがきめ細かく、高校生向けの4GBの設定ができるイオンモバイル (ドコモ回線選択を強く推奨)がおすすめです。家族ユーザーが多いイオンモバイルは、子ども向けの制限機能である「イオンモバイルセキュリティPlus」を開発済みで、その点でも信頼が置けます。

イオンモバイルセキュリティPlusとは?

メリット Googleの機能などを駆使しなくても、1つのアプリで子どものスマホを制限(①利用時間制限、②ゲーム等のアプリ制限、③危険なサイト制限)できます。居場所確認、メッセージ機能(LINEを禁止する場合に便利)もパッケージされています。

ヒント 遮断モードとは、アプリとサイトを一括して、年齢に応じて制限する機能です。

おすすめの設定(初期設定のみ子どものスマホで行います)

  • Playストア(ゲーム等アプリがある場所)をロック
  • 使用時間制限を有効にする
  • 遮断モード対象アプリに例外・追加を設定 …年齢別の一括設定では許可されていても、時間を浪費する傾向が強いパズル系アプリは「遮断の追加」がおすすめです。
  • 遮断モード対象サイトに例外・追加を設定 …お子様から要求があった場合に、判断して「追加」を許可します。

※お子様が使用した、アプリやサイトを全て確認できますので、あらかじめお子様に告知しておくのがおすすめです。

イオンのお客さんは「節約」「ファミリー」がキーワードよね。それで、子どもに安心して与えられ、子どもがスマホ漬けにならない容量が設定できるプランになったのね。

  • ワイモバイル  …3GB、15GBの区分しかなく不便。また料金体系が非常に複雑。しかし、家族割で勝負しているスマホ会社ですので、親がワイモバイルなら、ほぼ一択です。子ども向け制限機能は、国が大手キャリアに要請している水準で、基本的な制限なら可能です。
  • UQモバイル  …3GB、15GBの区分しかなく不便。また料金体系が非常に複雑。 CMのイメージから分かるように、大学生や20代単身者がお得な料金設計です。

イオンモバイルで購入の場合

概要月額料金(OPPO A55s 5G)月額料金(OPPO Reno7 A)
基本プラン(4GB)1188円1188円
電話代(月に5分間)220円220円
機種代(2年間で分割)1180円1658円
月額合計2588円3066円
(3年目以降の月額)(1188円)(1188円)

容量をいつでも1GB刻みで増減できるのも、イオンモバイルの特徴です。余った通信容量はくりこしができ、実質価格は他社よりも、さらに安いと言えます。重要なポイントは、イオンモバイルは、docomo電波を選ぶこと。その方が、断然つながります。

なお、CMでよく見る会社の方が信頼感があるなら、ワイモバイルもおすすめです。ワイモバイルは、家族割の割引額が大きめですので、親がワイモバイルの場合、有力な選択肢です。UQは、CMを見ても分かるように、大学生や20代がターゲット。一人暮らしでないとやや損になります。

ワイモバイル 公式

【定評のある機種】AQUOS sense4は、ミドルレンジの新定番

androidは、ソニー(Xperia)、サムスン(galaxy)が人気だけど、4万円前後のミドルレンジに力を入れているのは、断然シャープのAQUOS senseシリーズなのよ。

はい。シャープのAQUOS sense4は、特に安心できる機種で、IT関係者の購入も見られる定番機種です。Xperia、galaxyは、ミドルレンジは、ハズレ機種もあるのが実情です(お近くのスマホ通に聞いていただければ、すぐ分かります)。

携帯会社は、すぐ上のOPPOで説明の通り、独自の制限機能があって、ギガの刻みは細かく無駄が出ないイオンモバイルがおすすめよ。

  • ワイモバイル  …3GB、15GBの区分しかなく不便。また料金体系が非常に複雑。しかし、家族割で勝負しているスマホ会社ですので、親がワイモバイルなら、ほぼ一択です。子ども向け制限機能は、国が大手キャリアに要請している水準で、基本的な制限なら可能です。
  • UQモバイル  …3GB、15GBの区分しかなく不便。また料金体系が非常に複雑。 CMのイメージから分かるように、大学生や20代単身者がお得な料金設計です。

イオンモバイルで購入の場合

概要月額料金(AQUOS sense4 SH-M15)
基本プラン(2GB)1188円
電話代(月に5分間)220円
機種代(2年間で分割)1450円
月額合計2858円
(3年目以降の月額)(1188円)

重要なポイントは、イオンモバイルは、docomo電波を選ぶこと。その方が、断然つながります。

高校生はiPhoneでなくてもよい?

うちの子は、友だちが、iPhoneだから自分もと言うのだけど、iPhoneにした方がいいかしら?

はい。中高生の場合、男子ならクラスの約半分がiPhone、女子なら約7割がiPhoneが相場です。そのため、iPhoneを欲しがる子どもが多いのも、うなずけます。

しかし、近年、androidの性能は向上し、特に中国製の伸びがすさまじいです。同時にiPhoneの価格は、円安でさらに高くなっており、最新機種では新卒の初任給並みになっています。また、iPhoneは没入感が高い操作性が追求されており、刺激の少ない参考書や本を手放してしまう、きっかけになり得ます。

当サイト(子ども向けスマホ.jp)では、androidのOPPOをおすすめしています。筆者は、教育系の仕事で高校を訪問することが良くありますが、おおむね、クラスで数人はOPPOを使用しており、満足度が高いのが特徴です。これは、機種代の割には操作性がよく、何よりOPPOは、若者受けするデザインや機能を追求している点がポイントです。

とくに強調したいのは、パーソナルカスタマイズ機能と呼ばれる背景デザイン。背景デザインを変えると、ボタンのデザインも同時に変わる仕組みです。

通常の壁紙は、壁紙が変わるだけですが、OPPO A55s 5GやOPPO Reno7 Aでは、アイコンのデザイン、指紋認証アニメーション、メインカラーなど12項目を手動、または自動(壁紙と相性が良いもの)で変更できます。

高校生は、ほかの人と同じスマホを持っていることに安心感を覚えますが、一方で差をつけたいという心理もあります。その点が、OPPOを持つ高校生の、満足度につながっています。

OPPOを選ぶ場合、高校生なら、ギガの刻みに無駄がなくお得なうえ、制限機能にもこだわりがある、イオンモバイルがおすすめです。

少し上の見出し「【デザインで選ぶ】オッポ(OPPO)は、若者向けデザインで、図抜けたお買い得度」の内容をご確認ください。

それでも、お子さんがやっぱりiPhoneじゃなきゃいや、という場合は、少し前の機種が安く手に入る、イオンモバイルがおすすめよ。

イオンモバイルで購入の場合

概要月額料金(iPhone XS)
基本プラン(2GB)1188円
電話代(月に5分間)220円
機種代(2年間で分割)2512円
月額合計3920円
(3年目以降の月額)(1188円)

iPhone XSは、日本人の手に合うと言われる5インチ台後半の貴重な機種です。夜景撮影や動画撮影の精度は、11以降に譲りますが、カメラはもちろん、基本的な性能は全く問題なく、ITに詳しい人のなかにも、愛用者がいます。

機種名画面サイズ
iPhone 11 Pro
iPhone XS
iPhone X
5.8インチ
日本人向けのサイズです。
iPhone 13
iPhone 12
iPhone 11
iPhone XR
6.1インチ
動画などが見やすい面はありますが、
欧米人向けのサイズで操作感は少し落ちます。

重要なポイントは、イオンモバイルは、docomo電波を選ぶこと。その方が、断然つながります。

Q 受験を控えた高校生に適したスマホのプラン、利用時間は?

現在、高校生のスマホ所有率は、95.9%(内閣府の調査|画像リンク)。そして気になる1日の平均利用時間は、男子で5.4時間、女子では6.1時間にもなりますデジタルアーツ)。利用しているのは、LINE、動画、ゲーム、SNSです。 

2021年から新入試になって、推薦でもテストがあるって聞いたわ。部活もあるのに、1日6時間もスマホにかけたら、心配……。

はい、心配ですね。ただ、スマホには逆の可能性もあります。1つは、スタディサプリを代表格とする動画授業です。 スタディサプリは難度が高いため、多くの高校生には河合塾Oneがおすすめです。

予備校講師が説明 河合塾Oneの口コミ・評判|通信教育

なるほどね……。高校生のうちの子のスマホプランは、どれがいいのかしら?

はい。高校生は、スマホで通話することはほとんどありません(文科省2016年調査 画像)。家族や友人間ではLINE電話を使用し、通話は、塾や各種問い合わせなど月10分間程度とみておけば良いでしょう(なるべく使わないように教えておくのが基本です)。

また、高校生のスマホ利用状況や勉強時間から考えると、月間のデータ通信容量が4GBのプランがふさわしいです。4GBなら、Wi-Fiのない環境で、1日あたり、サイト閲覧やLINEのやりとりで1時間、ゲームで30分程度、動画を30分程度は利用できる計算です。

(参考)利用時間の目安は、1GB=動画3時間、1GB=ゲーム300時間、1GB=文字や写真のサイト3000ページ。統計:auおよびウェブの専門家による実測値から、平均的なデータ通信量を算出しました。使用環境や閲覧先により異なります。

また、1日の利用時間は、1時間30分以内が現実的です。

  • LINE、SNS 30分以内
  • ゲーム、動画(動画授業を除く) 30分以内
  • インターネット(勉強関係を除く) 30分以内

難関大学をめざすなら、1日1時間以内です。

  • LINE、SNS 20分以内
  • ゲーム、動画(動画授業を除く) 20分以内
  • インターネット(勉強関係を除く) 20分以内

前日の家庭学習時間数によって、ロックの時間帯を変更するのもおすすめです。

  • 前日1時間勉強 翌日19時~翌朝までロック(勉強時間にあてる)
  • 前日2時間勉強 翌日19時~22時までロック(勉強時間にあてる)
  • 前日3時間勉強 翌日19時~21時までロック(勉強時間にあてる)
  • 前日4時間勉強 ロックなし

※土日祝日は、勉強時間の基準を倍にしてください。

Q 高校生のスマホには、どんな制限機能が必要?

高校生のスマホには、どんな制限機能が必要なの?

はい、以下のような制限や管理の機能があります。高1は中3の延長線上で、親が介入する家庭が多いですが、高2以降はある程度自由にさせることが、良い親子関係のコツです。

種類高1高2・高3内容
時間制限・曜日ごとの使用時間帯制限が主流。
・トーンモバイルは、「19時以降はGoogle検索のみでLINE、SNSは停止」「まんがアプリは1日30分以内」のように、アプリごとに制限ができます。
・高2以降は、子どものプライバシーに配慮しつつ、最低限の制限を行います(課金制度がなくハマりやすいLINE、SNSは必ず制限)。
フィルタリング(アプリ)・アプリ(ゲーム、LINE、Twitterなど)のダウンロードを制限します。
・特に女子は、巧妙な誘いが多い、SNS、ネットワークゲームの制限がおすすめです。高2以降も子ども任せにせず、慎重に扱います。
・高2以降でも、 課金制度がなくハマりやすいLINE、SNSは慎重に扱います。逆に、まんがアプリ等は、課金が歯止めになりますので、ある程度譲ってもよいです。
フィルタリング(ネット)・有害サイトの閲覧を制限します。
現在地把握プライバシーの関係で、利用は高1までとなるでしょう。
・GPSで居場所を把握。
・トーンモバイルでは、学校、予備校、自宅への出入りを自動通知します。
・ahamo(アハモ)は、お子さんの居場所確認機能(イマドコサーチ)は利用できません(案内文)。povo(ポヴォ)、LINEMO(ラインモ)は未発表ですが、利用できない可能性があります。
歩きスマホ制限歩きスマホで操作が止まり、保護者へ通知する機種があります。

制限機能を求めるなら、どのスマホ会社がいいのかしら?

はい。以下のように分類できます。

制限機能スマホ会社電波の強度
きめ細かいトーンモバイルサイト、SNSに特化した中速無制限
(動画はWi-Fiか高速チケットを利用)
基本的な制限が可能・大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)
・大手キャリア子会社(ワイモバイル、UQ)
・イオンモバイル
大手キャリア、子会社の電波は1日中ほぼ安定。イオンモバイルはdocomo回線を指定すると比較的安定。
制限が難しいその他の格安スマホ各社
(楽天モバイル含む)
不安定(NTT系のOCNモバイルを除く)

Q 格安スマホの通信速度は遅くて不便?

格安スマホは、通信速度が遅くてダメ、という口コミも多いわよね?

はい。格安スマホの電波がつながらない、という声は多く聞かれます。先に結論を言うと、大手キャリアの子会社(ワイモバイル、UQ)、イオンモバイルのドコモ回線であれば、電波に大きな問題はなく、都会のランチタイムや夕方以降など一部を除き、ストレスなく利用できます。

かんたんに言えば、資本力が大きなスマホ会社は、大手キャリアから有利な条件を引き出せているのです。

注目は色つきグラフの下限。下限が0.0になるキャリアはお勧めできません。MMD研究所
大手キャリア資本力が大きなスマホ会社格安スマホトーンモバイル
50Mbps超高速
10Mbps高速□時間帯しだい 高速チケット
2Mbps動画 高速チケット
0.5Mbpsサイト
SNS
中速無制限
0.0Mbps通じない
中速無制限

資本力が大きなスマホ会社とは、ワイモバイル、UQモバイル、OCN モバイル ON(NTT系)、イオンモバイル(ドコモ回線選択時のみ)です。都会のピーク時を除き、動画閲覧もスムーズです。

このページで紹介している、 ワイモバイルイオンモバイル (ドコモ回線選択時のみ)は、ストレスなく利用できますのでご安心ください。現在、高校のある場所では、ahamo(アハモ)やpovo(ポヴォ)の利用が激増し、朝、昼休み、授業後に電波が圏外になる状況もでてきています。ワイモバイルは、ソフトバンク系のため、その点は安心です。

また、 トーンモバイル は、ドコモの電波を利用のため、高校ではつながらない時間帯がある可能性がありますが、高速チケット利用時は、中小の格安スマホよりも安定したパフォーマンスを出すことが多いです。

Q 制限機能はどこが一番よい? 不安のある会社は?

制限機能はどこが一番よいのかしら? 逆に不安のある会社は?

はい。制限機能に絞れば、トーンモバイルが抜けています。大手キャリア、ワイモバイル、UQは国の指導もありまずまず安心。最近、自社開発でそこに追いついたのがイオンモバイルです。また、iPhoneは、appleが自社開発した制限機能があり、同等です。

このほかの格安スマホは、十分に機能しない外部のアプリを推奨するなど、責任を持った対応とは言えないのが実情です。

トーンモバイルe21の制限機能【10点】
  • 1
    使用時間制限 2点
    一般的な使用時間帯だけでなく、総使用時間、アプリ(LINE、ゲーム等)ごとの使用時間を設定できる唯一の機種。
  • 2
    アプリの制限 2点
  • 3
    居場所の確認 2点
    精度が高い。また、学校・塾・自宅の出入りの自動通知もできる。
  • 4
    ネットフィルター 2点
  • 5
    歩きスマホ制限 2点
    精度が適切で、歩いていないのにしつこく作動することがない。
イオンモバイル【6点】
  • 1
    使用時間制限 0点
    標準機能(イオンモバイルのペアレンタルコントロール)になし。androidなら、別途Googleファミリーリンクの導入で可能。
  • 2
    アプリの制限 2点
    標準機能(イオンモバイルのペアレンタルコントロール)にあり。
  • 3
    居場所の確認 2点
    標準機能にあり。
  • 4
    フィルター 2点
    標準機能にあり。
  • 5
    歩きスマホ制限 0点
    装備していない。

※iPhoneの扱いが少ないイオンモバイルはandroid利用を前提に整理してあります。

ワイモバイル【4点】
  • 1
    使用時間制限 1点
    あんしんフィルター(大手キャリア共通規格)で、一般的な使用時間帯制限が可能(アプリごと制限不可)。
  • 2
    アプリの制限 1点
    アンドロイドのみ。iPhoneでは、親もiPhoneを持ちペアレンタルコントロール(apple)機能を利用。
  • 3
    居場所の確認 0点
    別料金の位置ナビが必要。
  • 4
    フィルター 2点
    あんしんフィルター(大手キャリア共通規格)で可能。
  • 5
    歩きスマホ制限 0点
    装備していない。
ahamo(アハモ)【4点】
  • 1
    使用時間制限 1点
    あんしんフィルター(大手キャリア共通規格)で、一般的な使用時間帯制限が可能(アプリごと制限不可)。
  • 2
    アプリの制限 1点
    アンドロイドのみ。iPhoneでは、親もiPhoneを持ちペアレンタルコントロール(apple)機能を利用。
  • 3
    居場所の確認 0点
    docomoのイマドコサーチは、大学生や20代を意識したahamoでは利用できない
  • 4
    フィルター 2点
    あんしんフィルターで可能。
  • 5
    歩きスマホ制限 0点
    装備していない。

中小の格安スマホでは、外部のアプリを導入しての制限のため、誤動作が見られ、操作感も良くありません。また、スマホのなかに、別のスマホ画面が毎回起動される操作感で非常に煩雑。使うのは子どもとはいえ、気の毒です。

オンラインストアは、24時間受付、送料無料です。店舗では必要な手数料なし。また、店舗と異なり、待ち時間や在庫切れがないのも特徴で、疑問点はチャットですぐに解決できます。

おわりに 大学受験の成功のためには、LINE・ゲーム・動画や、スマホ全体の利用時間を制限できることが最優先

高校時代は、大学などの受験を控えた重要な時期よね。

はい。筆者の予備校講師時代の経験から、受験に成功した生徒と失敗した生徒には、以下のような差があります。

 受験に失敗した高校生受験に成功した高校生
ゲームパズル系はじめ、時間だけを大量に消費するゲームに熱中していました。ゲームに費やす時間は限られていました。
LINE常にLINEはON。勉強中には、わきに置き、再三画面を見ていました。・勉強中はLINEをOFFにしていました。
・「夜は親に使わせてもらえない」など、適当な理由をつけ、返信の頻度を調整している傾向がありました。
ネット閲覧・掲示板のまとめサイトなど、質が低いメディアをサーフィンする傾向でした。
・動画を、おすすめをもとに連続再生する傾向がありました。
・ウィキペディア、ニュースサイトなど、比較的質の高いメディアを見る傾向がありました。
・勉強関係の調べものに、ネットを使用する傾向がありました。
スマホ依存起床後から、就寝直前まで、学校の授業中を除き、スマホのスイッチを切ることはありませんでした。塾ではスイッチを切る、友人同士の会話ではスマホを使わないなど、ルールを決めて行動していました。
電車内の行動定期試験前も、通学の電車内では、ゲームやLINEなどに時間を取られていたようです。定期試験前は、通学・下校時も、勉強していたとのことです。

このような日々の過ごし方の差は、将来に大きな差を生みます。高校生の将来は、保護者がスマホをどう使わせるかが非常に重要となります。ぜひ、子どもの将来を見据えたスマホ選びをしてください。

コメント

  1. 佐藤 より:

    お前やばいな。
    なんもわかってねぇじゃん。そんなんじゃ中高生はよろこばねぇよ。

    • 子ども向けスマホ.jp より:

      お忙しいところコメントありがとうございます。ご紹介した機種では「中高生はよろこばない」とお思いなのですね。その点、もっと詳しくお聞かせ願えますか?

  2. kimn987 より:

    V04めっちゃ古いし、Reno3AよりAQUOS sens4の方が性能いいですよ!

    • 子ども向けスマホ.com より:

      コメントありがとうございます。
      正確な数値を確認しましたら、ゲームをするにしても、AQUOS sens4の方が処理能力が高いことが確認できました。
      さっそく記事内容の改訂を行います。
      なお、AQUOS sens4は、大きな横幅、色あいの面で、高校生にすすめるにはどうかという面もあり、その辺もバランスよく書いてみます。

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